転職をしたい!と思ってもまず、何を始めたらいいのかわからない。そんな転職活動予備軍はたくさんいると思います。初めての転職活動の方法をご紹介します。
第一回目は履歴書の書き方をご案内します。
人事担当者が見るポイントは3つだけ。

戦いに勝つためには、まずは相手を知ることが大切です。転職活動の相手とは誰になるのでしょうか。
それは、人事担当者です。人事担当者が履歴書のどのポイントを確認しましょう。
プロフィールを確認します。特に年齢には要注意。

プロフィールは履歴書の一番上に書かれている部分です。名前、住所、生年月日、連絡先が記載してあります。
ここはスルーされがちと思われますが、注視するポイントは年齢です。
企業によっては人材の長期育成のために若手を採用対象にしている場合もあります。一方で、部下を持った経験のあるマネジメント経験者を募集する場合もあります。このような場合は、あなたの能力とは関係ない理由なので、縁がなかったと思って諦めましょう。
応募前に求人情報の入念なチェックが必要です。
学歴・職歴などの過去の経歴を確認します。

学歴と職歴はあなたの歴史です。どのような人生を歩んできたのか、現れてくる部分です。
有名大学卒であればもちろん高評価を得られますが、それは20代までです。30代に入ることには、どのような企業でどのような仕事をしてきたのかを重要視します。役職が付いていた人は、漏れなく記載すると良いです。
学歴・職歴の部分はどうすることもできないので、ありのままを記載して下さい。
履歴書全体から醸し出す、いい人材である雰囲気を確認します。

すごく抽象的だと思いますよね。でも、採用担当者も人間です。なんとなくの雰囲気で書類選考の結果を出しているのも事実です。どんな履歴書がいい人材の匂いがするのでしょうか?
それは、文字のキレイさ。写真の見栄え。全部の項目を記載していること。です。
後ほど詳しく紹介しますが、このあたりを意識すれば他の候補者よりもいい人材であることが履歴書からにじみ出てきます。
初心者でも安心!書類選考が通りやすい履歴書の書き方
フォーマットは、ネットからダウンロードしたものを使うこと。
履歴書を書くためには、フォーマットが必要です。本屋で買ってきて、それに記入するということを考えますが、これは間違い。
ネットにフリーの履歴書のフォーマットがたくさんあります。それをダウンロードして使って下さい。
理由は、パソコンを使って入力するためです。転職活動を始めると、一度に何社もの求人情報に応募します。本屋で買ってきた履歴書を使うと、何度も何度も手書きをする必要があります。
パソコンで履歴書を作成すると一度入力するだけで、簡単に利用できます。修正も簡単です。
履歴書はパソコンを使って記入すること。

先ほどご紹介したように、履歴書はパソコンを使って書くと何度も記入する手間がなくなり、ラクチンです。でもそれ以上にパソコンで履歴書を書くメリットがあります。
それは、キレイ文字で履歴書を作れることです。
文字をきれいに書くことができれば、良い印象を持ってもらえます。一方で文字が汚かったら、悪い印象を持たれてしまいます。文字に自信があれば積極的に手書きでもいいと思いますが、そういう方以外はパソコンで入力するのが無難です。

コチラを見て下さい。同じ「中川 大輔」でもまったく印象は違ってきます。
きれいな字だと、しっかりした人である印象を持ちますが、汚い字だとなぜだか不安な印象を持ちます。
文字に自信がなければ、履歴書はパソコンで書いて下さい。
誠意を伝えるにはやっぱり手書きが大切だ!と目にすることもありますが、そんなことはありません。実際に採用担当者は手書きかパソコンかによって誠意は判断しません。それよりも、文字がキレイであって読みやすい方が誠意が伝わります。
写真はとにかくいいものを使うこと。お金をかけて下さい。
履歴書を書いていると証明写真が必要になります。そう思って、周りを見ると意外と多いことに気がつくのがスピード写真です。私もお世話になったことがあります。
しかし、これはNGです。
証明写真は、履歴書で一番目立ちます。一番目立つ証明写真の見栄えを良くすると履歴書の印象も良くなり書類選考する確率も高くなります。



履歴書に貼ってある写真がこの三人だとどうでしょうか。真ん中の男性は少し採用を考えますよね。

次にコチラを見てください。
同じ人物の写真ですが、写真によって印象が全く違います。特に日本人は、自分の顔を見たり自分の写真を撮ることが嫌いです。なんでもいいやと思わずに、相手に見せる大切な書類と思って、良い写真を撮って下さい。写真屋にいくと数千円で素晴らしい写真を撮影してもらえます。お金と手間を惜しまずに、良い写真を用意して下さい。
採用担当者の気持ちを考えて、志望動機を書く。

A4サイズの履歴書を使った場合、右側には資格や免許の他に、特技、趣味、志望動機などの記入欄があります。資格・免許の欄は簡単に記入することができると思います。難しいのが、志望動機と趣味・特技です。人事担当者は意外とこの志望動機欄をしっかりと見ています。
まず、NGの例文をご紹介します。
- 福利厚生のしっかりとした御社で安定的に仕事をしたい。
- 未経験の分野ではありますが、貴社で経験を積んでキャリアアップをしたい。
- 貴社の製品に触れることで、興味を持ち入社したいと思いました。
この3パターンの志望動機を書く人は意外と多くて、70%くらいはいると思っています。
なぜNGなのかというと、自主性がないからです。転職活動は今までの経験を評価してもらいます。人事担当者は、この人を採用するとどんなメリットがあるかを考えます。それなのに、福利厚生を求めたり経験がないというと良い印象は持ちません。
あなたを採用すると、いいことがこんなにたくさんある!と思わせるような志望動機を書いて下さい。
まとめ
初めて転職活動をする人にとって最初の関門は履歴書作りです。履歴書を作ったことがない方でも簡単に完成度の高い履歴書作りができるはずです。
履歴書を作ったあとに、何度も何度も見直して、よいものをつくりましょう。