エントリーシートが書けないときの対処方法は?




大学生が就職活動のときに必要な書類は履歴書だけでなく、エントリーシートの提出を求める会社も多いです。
履歴書は生年月日や学歴など簡単に書くこともできて、どの会社でも共通の内容でOKです。
しかし、エントリーシートは会社によって書く内容が変わってくるので、難しいと感じる人も多いでしょう。

エントリーシートを書くのが難しいからといって、適当に書いて提出すれば、それを見た会社からの評価が下がってしまって書類選考で不合格になってしまいます。

エントリーシートは就職活動をする大学生にとっての最初の関門と言えます。就活を成功させるためにもエントリーシートの上手な書き方を理解しなければいけません。
エントリーシートを書いていても進まないということはよくあります。スムーズに書ける人はほとんどいません。

エントリーシートを書けない場合は書けない理由が必ずあります。その一つ一つの理由を明確にして、納得のいくエントリーシートを書いて提出してください。

あなたがエントリーシートを書けない理由はこれだ!

エントリーシートを書けないときには、まずどうしてエントリーシートを書けないか考えることが必要です。
エントリーシートが書けないのは人によってそれぞれ違っています。書けない理由がハッキリしないと、対処方法が全くわからなくなるので、どんどん追い込まれることになってしまうのです。
追い込まれた状況を脱出するためも、書けない理由をはっきりとさせて、あなたがどれに当てはまるか考えましょう!

自己分析が足りていない

自己分析は就活の基本中の基本です。この自己分析が十分にできていないと就職活動のあらゆる場面で困ってしまいます。

エントリーシートとは、相手企業にあなたらしさを表現することが目的です。

つまりあなたはどんな人間なのか?どんな点をアピールできるのか?伝えたいことはなにか?ということが明確でないと何を書いていいのかすらわからなくなってきます。

自己分析をしっかりした人であればアピールすることや自分らしさなどの題材をあらかじめ準備することができます。
一方で自己分析ができていない場合は、何を書けばいいのかという題材が全くない状態です。エントリーシートに書く内容すら揃っていないので、質問にたいしてどのように答えればいいのかわからなくなってしまうのです。

業界研究不足・企業研究不足

業界・企業研究が十分にできていないことはエントリーシートを書くことができない理由の一つです。

エントリーシートは企業から質問に対してそれに答える形で書きすすめていきます。企業によっては質問が、その業界や会社に特化した項目があることもあります。
例えば、「この業界のこれからの展望をあなたなりに思うことを教えてください」とか「弊社の新商品を開発するとすればどんなものを作りたいですか?」など、その業界や会社について知識がないと欠けない質問もあります。

このような質問にデタラメに答えることは最悪な結果を招きます。正しい知識をもって回答することが最低限のマナーです。業界研究・企業研究ができていないと、質問の内容やアピールの方法を決定することができないので、エントリーシートが止まってしまいます。

エントリーシートはあなたの業界・企業研究の進め具合も評価されることを知っておきましょう。

志望度が低い

志望動機が低い企業のエントリーシートを書くことが非常に難しいです。
エントリーシートは企業によって内容が違うので、簡単に言えばその企業だけに特化した応募書類です。
エントリーシートを使ってあなたを売り込むことはもちろん、その企業への志望度の高さを示すことが前提なので、選考意欲が低いとエントリーシートを作成することがかなり難しくなります。

履歴書はどの会社でも書く内容が同じなので、スラスラっと書くことができます。
履歴書は書けるけど、エントリーシートが書けないのはその企業への志望度が低いことが理由である可能性が高いです。

志望度が低い場合エントリーシートを書くことがかなり難しくなるので、エントリーシート自体を見送ることも考えておきましょう。

エントリーシートで求められることがわかっていない

就職活動の応募書類は2種類あって、履歴書とエントリーシートです。履歴書は名前や生年月日、学歴などのあなたの個人情報を伝えるものです。

エントリーシートは、あなた自身を表現しアピールすることが目的で、個性と人柄を見られています。
履歴書で記載するような〇〇大学卒業と書いていても、どんな大学生活を送っていたのかは人それぞれ違います。

エントリーシートではそういった書類からでは見えにくい内容を書いてあなたの自信をアピールすることが求められます。

エントリーシートで手が止まりやすい項目はこちら

エントリシートが書けないと悩む人は、エントリシート全体が書けないというよりも、ある一部の項目が書けないと悩む場合がほとんど。

エントリシートは全体をみて評価するため、高い評価を得るためにはすべての項目できちんとアピールすることが必要です。
書けていない項目が一つでもあるとマイナス評価に繋がります。
エントリーシートで手が止まりやすい項目とポイントを理解しましょう。

志望動機

志望動機はエントリーシートで必ずと言っていいほど問われる項目です。
履歴書に書く志望動機よりも細部までしっかりとアピールしましょう。
具体的な志望理由、志望するようになったきっかけ、入社後にやりたいこと、志望意欲、など細部までしっかりと伝えましょう。

書くためのポイントは、その会社を志望した理由を軸に、その他の会社を志望するときに差別化を書くようにします。
働く意欲を伝える場合には、入社後にどのように活躍していくのか具体的にイメージできるように伝えましょう。

大切なことは気持ちを伝えるだけでなく、会社があなたを採用するメリットを伝えると良いでしょう。

自己PR

自己PRの欄もエントリーシートで手が止まりやすいポイントです。
自己分析をしっかりおこない自分の強みを理解して、書きやすいように題材を集めておくことがポイントです。

自己PRは自分の強みを自由に書けばいいというものではなく、企業が求める人材像に合わせてアピールする必要があります。
どんな人材が求められているかを知るためにも、業界研究と会社研究が大切になって来ます。

自分の強みを理解して書くための題材を用意しておき、会社の要求に合わせて自己アピールとしてまとめることが自己PR欄を書くためのポイントです。

自分にはこんな強みがあります。この強みを活かせば仕事でこのように活躍することができるというようアピール方法がいいです。

学生時代に頑張ったこと

部活、勉強、バイト、サークル、留学、ボランティアなどなど学生時代に頑張ったことは人によって違っています。
自分のオリジナリティを出しやすく、具体的な内容も書くことができます。

自由度が高い項目なので、逆にそれが理由で書きにくと感じる人もいるのです。

あなたが行った取り組みの姿勢やそこから得たもの、それをどうやって今後に活かすのかを書くと高評価につながります。

大切なことは何を行ったのかではありません!
どのように取り組んだかです。結果よりもプロセスが大切。

頑張ったことを学業に書く場合は注意が必要です。エントリーシートには大学での研究内容を問われる場合があり、その項目とカブってしまいます。他の質問内容も見ながら題材を決めるようにしましょう。

エントリーシートの作成のポイント

エントリーシートは項目別に作成のポイントがありますが、全体を通して共通した作成のポイントもあります。

これはエントリーシートを書くための基本ともいえるので、書く前に理解していおくことが大切です。
基本ができていないと、項目別にはきちんと書かれていても高評価を得ることにはつながりにくいです。
場合によってはマイナス評価にもつながっていまいます。
しっかりとエントリーシートの基本をおさえましょう!

文章構成の基本を知る

エントリーシートの内容は大切ですが、どうやって書くかも大切です。同じ内容の文章でも、構成次第では読み手への印象がガラッと変わります。

基本は「①結論→②根拠→③結論」です。

最初に伝えたいことを提示して、その理由をどんどんと書いていき、最後にダメ押しでアピールします。

②の根拠は①の結論の信憑性を高めるために機能します。
①でどんなに素晴らしいことを書いても、②の根拠がなければ説得力がありません。
③では話のオチとしてまとめるようにしてください。

伝えることをハッキリさせる

エントリーシートで伝えたいことをはっきりさせることは作成の基本の一つです。
エントリーシートを書く前に、何を伝えたいのかを明確にしておかないと、書いている途中で「あれ?何を書くんだっけ?」と迷子になってしまいます。
こうなってしまっては、中身のない内容の薄い文章になってしまいます。

シンプルに伝える

エントリーシートではシンプルに書くことが大切です。

制限された文字数の範囲で、いろんなことをアピールしたいと思ってたくさんの情報を書きたくなりますが、長々と書いてある文章は読んでいてもテンポが悪く、内容が頭に入ってきません。
読み手には文字数稼ぎとしか思われないこともあります。
情報を多くしすぎると、何をいいたいのかわからなくなり相手に伝わらなくなります。

自分の言いたいことを最短距離でスムーズに伝えることができるように、適切な情報量とストレートでわかりやすい表現で書きましょう。

自分のオリジナリティを出す

エントリーシートはあなたの自己表現の場です。履歴書はテンプレが決まっているので、ほかの人との違いが出ません。あなたらしさを表現する場としてエントリーシートは活躍します。

あなたという人間はどんな個性を持っているか、他の人とは違うあなたらしさとは何かということを、エントリーシートで表現しましょう。

もちろん基本的な言葉使いや敬語、マナーや常識はしっかりと守ってくださいね。

エントリーシートが書けなくても諦める必要はない!

いかがだったでしょうか?

エントリーシートを書けなくて困っている人に向けて、エントリーシートの書き方をご紹介しました。
エントリーシートは自由度が高いので、逆にそれが難しさにつながってしまいます。

エントリーシートは応募書類の中で一番難しい書類です。
書けない場合は書けない理由が必ずあります。
なぜ書けないのかという理由がわかれば、その対処方法は必ず見つかります。

エントリーシートが書けない!と困っている場合は、なぜ書けないのかをしっかり理解しましょう。
問題点を洗い出すことで、対応策が見えてきますよ。

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